☆ガッキーとポッキー( ´−`)
今日はポッキー・プリッツの日である。「逃げるは恥だが役に立つ」に基づき、今回、知り合いの投資家は守りの人が多かった。Brexitで攻めて失敗した経験もあるだろう。
今日のボクは昨日とは違う。昨夜、米国大統領選の開票日のお復習いと今後の見通しを書き、しばらくは相場が荒れるかと予想していた。夕方までに各通貨ペアとも半値ほど戻していたが、ロンドンフィックス頃から円売りが集中した。米ドル円は7/24以来の高値、英ポンド円は10/7の急落前の水準まで上昇する展開となった。
投資家がBrxexitで得た経験値は大きかったようだ。Brexitでガタブルしたものの、国民投票から4ヵ月以上経っても英国経済は堅調で、直近の指数(7〜9月GDP)を見ても以前と大差ない。トランプ大統領就任は来年の1月であること。得票率も低めであり求心力には疑問があること。今の時点ではリスク回避を継続する程ではない、という判断が働いていると思う。
前回、過激過ぎる政策は議会が歯止めを掛ける、という予想を述べた。その場合、現在の支持者から「生ぬるい」と思われる可能性があり、支持率低下に繋がりかねない。ここで、トランプ氏が思うとおりにならないことに切れて、暴走のあげく退陣。または2期目で落選するというシナリオが思い浮かぶ。実際、黒人系初の大統領として当初期待されていたオバマ現大統領も、ノーベル平和賞を貰ったところがピークで、それ以降は公約に掲げていた国民皆保険制度や銃規制などが議会の反対で実現できず。予算案まで年度越してしまい、公的機関の一部がしばらく閉鎖、という事態になったのはまだ記憶に新しい。
オバマ氏は何とか2期目も当選したが、当初支持率がまだ高かったことが幸いた。トランプ氏の場合、投票率自体はクリントン氏の方が高いくらいの支持率からのスタートであり、1期目で功績を挙げないと、再選は厳しいと思う。
今日の東京株式市場は、欧米株上昇や円安を受けて大反発し、昨日の下落分以上に戻す可能性もある。日経平均先物は+900円程度を付けている。為替は上がりきった感があるので、東京タイムはは調整的な動きが基調と思われるが、日本株の動きによっては一時的な上下はあると予想する。今日明日の相場が落ち着けば、1月のトランプ大統領の正式就任前には再度動く可能性はあるが、当面の危機は去ったと考えている。