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12月14日(水) 曇り

☆FOMCとFOMA( ´−`)

 FOMCは"Federal Open Market Committee"(連邦公開市場委員会)、FOMAは"Freedom Of Mobile multimedia Access"(マルチメディアへの移動体のアクセスの自由)である。

 日本時間の明日午前4時にFOMCが政策金利を発表、4時半にはイエレンFRB議長の定期記者会見がおこなわれる予定。利上げはほぼ確定と見られているので注目点は2つ。1つは来年の利上げ予定、もう1つは現在の経済状況の分析である。

 今年は1回の利上げに終わったが、これはBrexitや米大統領選があったためと思われ、来年の利上げはそれを上回ると予想される。それが2回なのか3回なのか。その前提となる現在の米国経済状況の分析がどう出てくるか。ハト派のイエレン議長のこれまでの発言からすると、利上げの回数は状況を見ながら複数回おこなう、米国経済は堅調である、程度の表現に留めると考えられるが、現在のドル高円安に対する言明などがあった場合、株為替とも大きく動く可能性はある。

 FOMCで年内の主なイベントは終了となる。19日にはトランプ大統領が正式に誕生するので、その前後で多少の動きはあるだろうが、欧米ではクリスマス休暇を控えて徐々に薄商いになってくる。いつまで終わるか?と言われてきたトランプ相場は取り敢えず年内は続きそうだ。

 昨日の東京株式市場は、マイナス圏での推移が多かったが、後場に入ってじり高となり日経平均+95円まで上げた。欧州株は英FTSEが一時マイナスとなる場面もあったが、主要国ではプラスで終わっている。米国株は3指数揃ってプラスとなった。ダウ平均は19,911米ドルまで続伸し、今日にも2万ドルの大台に載ることが期待される。為替は日足ベースでは前日終値とほぼ変わらなかったが、欧州タイムで一時円安に動いた局面もあった。

 早朝の為替は動きなし。原油先物、金先物ともに小幅な動きで、いよいよFOMC前の様子見モードに入ったと思われる。今日の東京株式市場は、寄り付きから調整売りでやや下げる展開、それが落ち着いたあとは揉み合いと予想する。為替は突発的な調整売りが入る可能性があるので注意したい。
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