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2月7日(火) 晴れ

☆イーユー、辞めちゃいなよ(某事務所社長風w)

 http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM06H0N_W7A200C1EAF000/
 昨日の欧州タイムでユーロが妙に下がっているな、と思っていたら、主な理由はこれのようだ。歴史を振り返ってみると、英仏が戦ったりまれに同盟したりしていたところに、新興国のプロイセン(ドイツ)が入って来て三つ巴の争いになって来た。第二次大戦後はEC→EU下で強調してきた三国だったが、英仏の仲の良さに嫉妬してBrexitとなった後(一部妄想含む)、バランスが崩れてしまったのかも知れない。

 http://ecodb.net/ranking/group/XD/imf_ngdpd.html
 EU圏の経済規模を比べると独>英>仏>伊の順であり、ここでフランスが抜けるとEUはドイツ+その他の国の「ドイツ(経済)第四帝国」になりかねない。イタリア、スペイン、ギリシアなども離脱する動きが出てくる可能性もある。

 ・・・というところで、昨日の為替は米ドルはトランプ不安、ユーロと英ポンドはFrexit(仮称)不安、資源国は原油安でいずれも売りが進んだわけだ。ただ、繰り返しになるがあまりに神経質、ビビりすぎじゃね?と思う。フランス大統領選挙は4〜5月であり、マリーヌ・ル・ペンFN党首はまだ正式出馬を表明しただけだ。

 フランスの政治制度では、直接選挙の大統領のほかに下院選出の首相が存在する。慣例上、大統領は外交、首相は内政を担当するとされている。EU離脱や移民の制限は、外交だけではなく内政にも関係するものなので、ル・ペンが大統領就任したとしても簡単に実現するとは思えない。

 昨日の東京株式市場は、寄り付きから直ぐ日経平均が19,075円(+157円)を付けてから下落。10時過ぎに底打ちしてから前場は上昇して引け。後場に入って13時前に一時マイナス圏に落ちたものの、値を戻して18,976円(+58円)で取引を終えた。19,000円台回復はならなかった。欧州株は序盤は好調だったが直ぐ下落した。NY株は序盤にダウ平均が20,094まで上がったが、徐々に下げて20,052(-19)で取引を終えた。NASDAQとS&P500もマイナス圏で終わった。

 日足ベースで為替はドル円-70Pips、ユーロ円-120Pips、ポンド円-110Pipsとなったほか、豪ドル、NZドル、加ドルもそれぞれ-70、-40、-90で終わった。原油先物は下落、金先物は上昇、VIXは上昇した。

 早朝の為替は昨日大きく動いたことを受けて、ほぼ前日の終値付近で動いている。原油先物は下げ渋り、金先物は高値圏が続いている。今日の東京株式市場は、トランプ不安、Frexitリスクに加えて、円高と欧米株安材料が多く、寄り付きから下落しざるを得ないところだ。一方、トランプ政権の経済政策がそろそろ出て来るとの予想と、円の売り戻しもあるだろうから、後場では下げ渋りと見る。
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2月6日(月) 曇り

☆ミヤザワケンジくんが( ´−`)

 1988年の今日、衆議院予算委員会で浜田幸一委員長が宮本顕治共産党議長(いずれも当時)を「殺人者」と断定した。これにより浜田氏は予算委員長を辞任することになる。浜田氏が途中まで「ミヤザワケンジくんが」を連呼していたのに、誰も訂正しないのがブログ主はツボにはまった。

 週末の東京株式市場は、寄り付きからプラスで一時19,061円(+146円)まで上昇したが、そこから下がって前場終盤ではマイナス圏に沈んだ。後場では前日終値付近を上下し、18,918円(+3円)で取引を終えた。為替は10時過ぎに日銀が国債の長期債買付増と伝えられると、一瞬米ドル急騰したが指値オペ見送りと(その時点で)見られたため、直ぐ下落。しかし12時過ぎに指値オペ実施すると報じられると再度上昇した。

 ロンドンタイムに入って、英国PMIが予想を下回ると英ポンドの売りが優勢となり、ドル・ユーロも釣られて下げた。指値オペ実施やPMIの僅かな悪化は、通常ほぼ影響がない(PMIは50超えれば少々下がっても改善と見なす)。この辺、トランプ政権のTwitter攻撃と大統領令連発に、市場が神経質になりすぎているようだ。

 一方、金曜日は米国雇用統計の発表だったが、こちらは各指標がまちまちだったためか、為替は限定的な動きに留まった。NY株式市場では株に買いが進み、ダウ平均が2万ドルを回復したほか、NASDAQとS&P500も堅調な動きとなった。日足ベースではポンド円が-80Pipsと下げたほかは、主要通貨で僅かな動きとなった。原油先物、金先物ともに上昇、VIX、BDIはやや下落だった。

 今朝の為替は僅かに円高で動いている。今日の東京株式市場は、週末の欧米株の上昇を受けて寄り付きからは続伸と見る。為替は雇用統計が終わって動きは一服というところだろう。トランプ大統領のドル高懸念発言は一時的に円高に誘導する効果はあったが、実質的に口先介入であり再度同様の発言があっても影響は少ないと考える。減税や規制緩和施策は(アベノミクス同様)通貨安(ドル安)に進めるものであり、その辺の整合性がどう取れるのか注目したい。

2月3日(金) 晴れ

☆鬼は内( ´−`)

 スーパーサラリーマン左江内氏(原作は中年スーパーマン)の家庭ではない(^_^;)。名前に鬼が付く人や神社では「鬼は内」と唱えることになっている。ワタナベさん豆まき不要は「初耳学」で言われてしまったので、2025年(または2021年)から節分は2/2になるネタを投下しておく。

 昨日の相場は荒れまくり。東京株式市場は前場は下げ渋って、なかなかやるじゃん、と思っていたら、後場に入って軟調になり一時18,866円(-281円)まで下がった。終盤やや値を戻したが終値は18,914円(-233円)と200円超の下げ幅となった。株価下落を受けて為替もリスク回避の円買いが優勢だった。ロンドンタイムに入って英ポンドに売りが入り、大きく下落。他通貨も釣られて下げる展開となった。

 NYタイムもその流れは変わらず。21時頃のBOE/MPC/ECBなどの発表・発言後はポンドが急落し、ポンド円は140.7円台まで値を下げた。22:30の米国指標は予想を上回ったが、米国株の軟調もあり影響は限定的だった。午前1時頃を谷にポンド円は反発したが戻りは遅い。日足ベースで、ポンド円は200Pips下げる結果となった。米ドル円は-40Pips、ユーロ円は-60Pipsだったが、資源国通貨は堅調で、豪ドル円が+50Pips、NZドル円と、加ドル円はほぼ横ばいとなった。

 ポンド急落には根強いリスク回避指向があると思われる。上記発言・発表とFOMC声明に共通するのは「曖昧さ」。皆、トランプ大統領の出方を様子見で、明言を避けて曖昧な物言いになっている。これを市場は不安感を持って受け止めているのだろう。その結果が、リスク回避の円買いとなっていると見る。ちょっと前ならもう一つの安定通貨としてスイスフランがあったが、例のフランショックの傷が癒えるまでは、とりわけ機関投資家は買いにくいところと思う。

 今日の東京株式市場は、寄り付きからは昨日の利確買いでやや上げ、それが一服したら今夜の米国雇用統計待ちで調整的な動きと見る。為替は昨日下がりすぎたポンド円が買い戻される展開を予想するが、仕掛け人が出る可能性もあり突発的な値動きには注意したい。

2月2日(木) 晴れ

☆ポン、ポン、ポン、ポンド♪

 962年の今日、東フランク王、オットー1世がローマ教皇から戴冠され、初代神聖ローマ皇帝となった。ローマと付くものの、かつてのローマ皇帝とは全く血筋が異なり、ドイツの歴史学では神聖ローマ帝国はカール大帝から始めるのが普通だ。

 トランプリスク回避モードによる円高が続いていたが、昨日はそれに歯止めが掛かった。トラン東京株式市場は、寄り付きからマイナス圏だったが、じり高となり前場でも一時的に日経平均がプラスなる場面があった。後場に入っても買いが進み終始プラス圏で推移し、+106円で取引を終えた。為替は株価の上昇を受けて、ドルストレート、クロス円とも、円の戻し売りが優勢になり、とりわけ英ポンドが大きく上昇した。

 ロンドンタイムに入ってもその動きは続き、欧州株の序盤の上昇も後押しして、円安が進んだ。18:30の英国PMIが予想どおりになると、円安は一時落ち着いたが、直ぐに再上昇を始めた。NYタイムで22:15の米国ADP雇用統計が予想を大きく上回り、+24.6万人と発表されると、円売りが更に進んだ。本日4時のFOMC声明に目新しさがなく、今後の利上げについても言及がなかったことから、反転円買いとなった。日足ベースでは、ポンド円が+130Pipsと大きく上げたほか、米ドル円、豪ドル円、カナダドル円が+20〜30Pips、ユーロ円、NZドル円は横ばいだった。欧州株は英
FTSEが+8、独DAXは+124、米国株はダウ平均が+26、NASDAQが+27、S&P500は横ばいとなった。原油先物はプラス、金先物はマイナスだった。VIXはやや下げた。

 早朝の為替は円売りが優勢である。今日の東京株式市場は、昨日の株高・円安を受けて寄り付きからプラス圏で推移すると見る。為替もリスク指向の円安場面が続くと思われるが、トランプ発言によって一時的な動きが起きるのには注意したい。

 トランプ大統領の日中為替操作認定は、一つには日本時間28日予定の日米首脳会談への先制攻撃。もう一つは、強いアメリカを謳っているため「ドル安」を声高に主張しにくいことから、日中に責任を追わせたいという意向と見る。

2月1日(水) 曇り

☆匂い、臭い、香り( ´−`)

 今日は匂いの日である(by P&G)。匂いと香りは好ましいもの、臭いは不快なものに使われる。トランプ大統領の施策にきな臭いものを感じる。解任されたイエーツ長官代行は司法省トップだが、言わばオバマ政権の残党。正式な司法長官が決まるまでの「代行」であり、入国制限への反対意見は、イタチの最後っ屁的なものと思われる。ある種のプロレスと見られなくもない。

 それより、日本・中国を自国通貨安に誘導している為替操作国、と認定したのが問題だ。日銀が為替介入したのは、5年以上前の米ドル円80円台の頃。そこからすれば確かに円安と言えるが、アベノミクス施策で株高を目指した結果で、不正に操作した訳ではない。実際のところ、為替を動かすだけの力は、いまの各国政府・金融機関にはない。

 これはやはり、トランプ氏が27日予定の日米首脳会談を有利に進めるための牽制球、と考えるのが自然だ。しかし、市場はドル売りで応じたのも確か。

 昨日の東京株式市場は、予想どおり寄り付きから続落。日中最安値の19,041円(-327円)で大引けした。為替は織り込み済みで大きくは動かず、ロンドンタイム序盤では欧州株が堅調だったことを受けて、一時円が売り戻される動きもあったが、NYタイムでは上記トランプ大統領発言が伝えられると、ドル円は1円以上下げ、他通貨も対円で釣られ下げの局面となった。その後各通貨ともやや反発し、ドル円は前日-90Pipsで取引を終えた。他通貨の下げは限定的だった。原油先物は上昇から下落、金先物は上昇した。VIXも上昇し全体にリスク回避モードが優勢となった。

 早朝の為替は窓は開かなかったものの、ドルストレート、クロス円ともに高値安定である。原油・金は小動きである。日経平均先物はややマイナス、ダウ平均先物はほぼ横ばい。

 今日の東京株式市場は、寄り付きから軟調で進むだろうが、昨日十分に下げたので序盤の売りが一服したらプラス圏もあると見る。そうなれば、円売りが優勢となる場面が予想される。勿論、まだまだトランプ警戒モードは続くと思われるので、株為替とも調整的な動きになるだろう。

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