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2月1日(水) 曇り

☆匂い、臭い、香り( ´−`)

 今日は匂いの日である(by P&G)。匂いと香りは好ましいもの、臭いは不快なものに使われる。トランプ大統領の施策にきな臭いものを感じる。解任されたイエーツ長官代行は司法省トップだが、言わばオバマ政権の残党。正式な司法長官が決まるまでの「代行」であり、入国制限への反対意見は、イタチの最後っ屁的なものと思われる。ある種のプロレスと見られなくもない。

 それより、日本・中国を自国通貨安に誘導している為替操作国、と認定したのが問題だ。日銀が為替介入したのは、5年以上前の米ドル円80円台の頃。そこからすれば確かに円安と言えるが、アベノミクス施策で株高を目指した結果で、不正に操作した訳ではない。実際のところ、為替を動かすだけの力は、いまの各国政府・金融機関にはない。

 これはやはり、トランプ氏が27日予定の日米首脳会談を有利に進めるための牽制球、と考えるのが自然だ。しかし、市場はドル売りで応じたのも確か。

 昨日の東京株式市場は、予想どおり寄り付きから続落。日中最安値の19,041円(-327円)で大引けした。為替は織り込み済みで大きくは動かず、ロンドンタイム序盤では欧州株が堅調だったことを受けて、一時円が売り戻される動きもあったが、NYタイムでは上記トランプ大統領発言が伝えられると、ドル円は1円以上下げ、他通貨も対円で釣られ下げの局面となった。その後各通貨ともやや反発し、ドル円は前日-90Pipsで取引を終えた。他通貨の下げは限定的だった。原油先物は上昇から下落、金先物は上昇した。VIXも上昇し全体にリスク回避モードが優勢となった。

 早朝の為替は窓は開かなかったものの、ドルストレート、クロス円ともに高値安定である。原油・金は小動きである。日経平均先物はややマイナス、ダウ平均先物はほぼ横ばい。

 今日の東京株式市場は、寄り付きから軟調で進むだろうが、昨日十分に下げたので序盤の売りが一服したらプラス圏もあると見る。そうなれば、円売りが優勢となる場面が予想される。勿論、まだまだトランプ警戒モードは続くと思われるので、株為替とも調整的な動きになるだろう。
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