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12月14日(金) 曇り

☆冗談から駒( ´−`)

 1973年の今日、豊川信用金庫事件。女子高生の冗談が元になって、豊川信用金庫に20億円の取り付け騒ぎが起こる。これのWebアーカイブを見ていて、風評被害・デマは怖いわと思った。冷静に考えれば、一般庶民が金融機関の財政状況を知っているはずはないわけで、そういう判断が必要である。

 この時点で9時過ぎている(^_^;)ので、久しぶりにファンダ概観などしてみたい。

 EU首脳会議でもメイ姐さんがイジメられていないことを祈っているが、トゥスクEU大統領もメルケル独首相も心情的にはメイ首相に同情的のようだ。ただし、立場上英国に対して甘いことは言えない。EUとしては、英国があっさりと離脱して順風満帆ではマズいわけだ。そうなると、ウチもウチも、と離脱希望国が出て来ないとも限らない。

 一方で、経済規模が小さい国では、EU・ユーロ圏内にあることが足かせになることが出て来た。景気対策に関して、当然ながら金融政策は限定にしか出来ないし機能しない。財政政策は通常経常収支を悪化させるが、EUは赤字は良くないというスタンス。じゃあ、どうすりゃいいんじゃ?

 (ギリシアさん)金クレっ!忘れられそうになっているギリシア問題だが、抜本的に解決した訳ではない。ギリシアは民主主義の祖で、偉大な哲学者も出ているというものの、それは奴隷的な労働者が一生懸命働いて経済的に支えていたため。アテナイでは住民と会話することも出来たが、とスパルタは奴隷的身分のヘイロタイの方が圧倒的に多いにも関わらず、扱いは酷かったと言われる。

 ギリシア人の心の奥底に、そういう他力本願なDNAがあるのであれば、ギリシア問題は根強く残ると見る。

 EU内での経済規模は独・英・仏・伊の順だが、分担金は何故か英国が四番目(^_^;)。英国が文句言って負けて貰っている訳だが、英国民はそれでも嫌だということで、EUを離脱しそうになっている(撤回の可能性も出て来たが)。英国の移民問題は確かに大きいが、移民が押し寄せる→景気が良い、なわけよ。

 (離脱すれば)分担金払わないし、移民も受け容れない。でも、通商関係はそのままにしてね(#^_^#)。という英国の言い分には、EU側は納得行かない。領内の意見をEU大統領や独首相は無視出来ない。

 いまはEU首脳会議が終わって、メイ姐さんが議会で何と言うか、内閣不信任案は出されるのか、を静かに見回りたい。
 昨日の相場は、リスクオンで株高・円安で推移したが、今日は株も為替も反発している。上がれば売る、下がれば売る、が投資の基本。それはいいとして、米中貿易協議の進捗やBrexit関連報道には注目したい。
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