☆あぶらなめ再臨( ・o・)
ブログ主はどんだけ妖怪好きなんだ定期←。
http://www.sankei.com/economy/news/161201/ecn1612010005-n1.html
昨夜のOPEC総会で8年ぶりの減産が基本合意したことで、原油先物価格が上昇、米ドル買い、円売りが進んだ。Brent原油は50米ドルを超え、WTIも49.9米ドル台まで上がった。為替は、ドル円が114.5円台、ユーロ円が121.1円台、英ポンド円が143.2円台まで急騰する動きとなった。とりわけポンド円はBrexitで暴落後の7/15の最高値を超えた。
昨日の東京株式市場は軟調でプラスとマイナスを彷徨いながら、日経平均が+1.44円と僅かに上げて取引を終えた。為替はOPEC総会期待で円がじり安の動きが続いた。欧州タイム序盤もその動きは変わらず、株高・円安トレンドだった。NYタイムに入ってからは最初に述べたとおりの展開となった。
今回のOPEC総会ではアルジェリアなどの新興産油国の意向が強く働いたと見える。恐らくこれまでイランの減産の是非がネックになっていたところ、サウジアラビアが一定譲歩したのだろう。確かにイランからすれば経済制裁解除後に増産中だった原油を減らすのは受け入れがたかったと思う。イランは増産凍結で話が付いた模様だ。不参加のロシアほか非OPEC産油国との交渉が12/9に控えていると報じられている。OPEC側は減産を求めるだろうが、ギリギリ凍結でも何とか合意するのではないか。
一方、原油価格下落後に息を潜めていたシェールオイルのシェアが、再度拡大する動きも考えられる。数年前に採算ライン55ドル/1bblだったと記憶しているが、ここしばらくの淘汰で更に下がっているのではないか?原油価格は当面高値が続くと思うが、以前のような100米ドル超えは考えにくい。
今日の東京株式市場は、円安局面と日経平均先物が+300円近いことから、前日プラスで寄り付くと予想する。原油価格上昇は企業のコストを押し上げるものでもあり、円安が落ち着けば株価の上昇も一服すると思われる。為替は昨夜から十分動いたので、基本的に調整的な動きと見ているが、株価や原油価格、長期金利の変動に合わせて一時的な上下はあるだろう。
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