☆油を売ってます。
昔の油は粘度が高く、器の底の方になるとなかなか出て来なかったと言われる。そこで、油売りはその間、器を傾けながら世間話などしていたらしい。端から見ると遊んでいるように見えたため、「油を売る」は仕事をしない(サボる)の意味になったという。
イランの原油増産に気を取られていては、黒海の埋蔵石油を見逃す。1923年のローザンヌ条約で、トルコは100年間地下資源の開発をしないことになりました。それがいよいよ2023年に解禁になります。中東にあれだけ油田があるなら、黒海にも当然石油が埋蔵されていると考えるのが自然です。トルコは海底資源調査を非公式におこなっており、ロシアを上回る石油埋蔵量があるという噂もあります。
2023年以降トルコは資源国として新しい歴史を歩むでしょう。そのことは素直に喜びたいですが、反面、高スワップ通貨としてのトルコリラはなくなってしまう可能性があります。現在トルコ中銀の政策金利が高いのは、外国からの投資を期待してのもの。これが原油売買の収益が安定して得られるようになれば、高金利の必要性は薄れます。更に、その収入を元にトルコが大きな経済発展した場合、念願のEU加盟とユーロ導入も視野に入ってきます(前倒しされる可能性もある)。
そうなると、トルコリラのスワップ生活は脆くも崩れ去ってしまいます。まあ、その時は今よりは安定している(と思いたい)南アランドやオセアニア通貨買うとかすればいいか(^_^;)。
そういう訳で、日本時間の本日21時からトルコ中銀の政策金利の発表だ。前回7.5%、今回の予想は8.0%。利上げ期待が高まる中、エルドアン大統領と中銀、ババジャン氏の綱引きはどんな結果になるのか?チャレンジャーは買いを仕掛けてみるのも一興かも知れない。
今日は概ね円が買われているが、AUDやNZDなどオセアニア通貨が対円、対米ドルとも上がっている。これは中国の追加経済緩和のアナウンスを好材料と見て、アジア通貨が買われたものと思われる。
☆12/23更新
うがぁぁぁぁぁ(゜Д゜)。
トルコ中銀の政策金利は7.5%に据え置きになった。年末ジャンボ感覚で21時前にTRY/JPYを軽く仕込んだのに残念、と思って約定履歴を見ていたら、証拠金維持率が急に下がっている。・・・1万のつもりが10万通貨買いを入れていた。。。結果的には-87銭までしか行かなかったが、上昇トレンドになるまでしばらく死んでおりました。ロスカットは突然に・・・あの日あのとき、ご発注。。。慣れとは恐ろしいものでちゃんと数量は確認せねばならん。
たまたまクリスマス休暇で動意薄だったのが幸いしたと思うが、もう少し上がったらさっさと決済しなければ。それはそうと、やはりエルドアン大統領強し。中銀、ババジャン氏としては利下げを阻止するのが精一杯のところかも知れない。何かネガティブな発表やイベントがあれば、売り圧力は強まるであろう。
英ポンドが日本時間昨日23時頃から急落し対円で179.011まで下がった。ユーロが買われているのと対照的で、理由は今のところよく分からない。英中銀が利上げに慎重なためか、キャメロン首相がブレグジット(EU離脱)の国民投票をおこなうと言っているためか。買い入れるのはちょっとギャンブルですなあ。
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