☆ポンドは気まぐれ(゜▽゜*)
日経平均は+119円で寄り付き10時前までは上昇したものの、その後下落。11時過ぎにはマイナス転したあと再度上昇して+15円で引けた。後場は-24円で寄り付いたあと上下を続けたが、-59円で大引けした。為替はリスク回避の円買いが進んだ。ロンドン株式市場が開き、株価が低迷していることもあり、円高の流れが続いている。ダウ先物CMEも前日割れしているため、NY市場が開いても株安・円高トレンドは続きそうだ。
Brexit(Bretish Exit)という造語もある古くて新しい英国のEU離脱問題。今回、ボリス・ジョンソンロンドン市長が離脱支持を表明したことで、地滑り的な英ポンド安のトレンドが出来た。しかし、ジョンソン市長は必ずしも本気でEU離脱を考えているのではなく、それを武器にしてEUから英国が有利な条件を引き出すことにあるとも見られる。
http://www.huffingtonpost.jp/2016/02/22/london-mayor-brexit_n_9289124.html
一方、英国の国民投票でEU離脱が過半数を占めても、他のEU加盟国が全会一致でそれを延期できるようだ。
http://toyokeizai.net/articles/-/106232
この調子で英ポンドが下落し続けると、4ヵ月後の国民投票の前に英ボンド円が0円になってしまう計算・・・どおりには、まあ行かないだろう。今の狼狽売りは程なく落ち着くと思うが、また何かの切っ掛けがあれば再炎するのは間違いない。
ブログ主は、英国のEU離脱しても実体経済に与える影響は少ないと思うが、英ポンド建ての資産を持っている者は、今から不安でたまらないのは理解する。世論調査では賛否が拮抗しているが、英ブックメーカーでは離脱予想2割程度と伝えられている。
☆2/24更新
昨夜のNY市場はダウ-68米ドルで寄り付いた後、上下を繰り返しながら下げトレンドが続き、-188米ドルで大引けした。これはBrExit問題に加えて原油価格の低迷によるリスク回避の動きが強まったためと思われる。欧米株もマイナスで終了した。
朝に、サウジも減産に消極的やイランが自国の原油生産凍結には難色、などが報じられ、原油価格は低水準が続いている。日経平均先物CME-255円と寄り付き前注文が1780万株の売り越し。これらを総合すると今日の東京株式市場は続落が予想される。為替もリスク回避の動きが続く思われるので、円買いトレンドとなるだろう。
原油生産についてのサウジとイランの姿勢は当然なお話。サウジvsイラクは国交回復した訳でもなく、サウジが隙を見せればイランは増産に走るだろうし、イランは赤字でも原油輸出を進めて、外貨が欲しいし合わせて外国のプラントを誘致したいところだろう。この辺でEU離脱に否定的な要人発言がないと、円高はますます進むと思う。
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