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英国総選挙のお話(その1)

☆庶民と貴族( ´−`)

 あまり遡り過ぎると、書いているうちに選挙が終わってしまうので、そこそこに。英国議会には貴族院(上院)と庶民院(下院)がある。今回総選挙がおこなわれる庶民院の任期は、本来2020年までだったが、Brexitの移行手続きを円滑に進めるためメイ首相が早期解散を提唱し、野党労働党も合意した。庶民院解散には2/3以上の議員の賛成がいる。

 庶民と言っても、当初はいわゆる労働者階級ではなく、世襲貴族ではないブルジョアや騎士階級の代表だった。他国同様下院優越が定められている。英国は二大政党制だが、保守党vs自由党の構図は1918年総選挙までで、1922年選挙で労働党が自由党の議席を上回り第二党になった。それ以降は保守党vs労働党の構図に変わり、1945年に労働党政権誕生してからは、保守党と2〜3期で交代することが常となった。自由党は1988年に社会民主党と合併し自由民主党となった。

 2010年総選挙では保守労働の両党とも過半数を取れず、保守・自由民主党の連立政権が誕生した。しかし、自由民主党は社会民主党と合併後は中道左派よりの政策を打ち出しており、保守党との連立政権では公約反故かつ政権内での存在感も示せなかったため、支持を大きく失った。前回2015年選挙では、自由民主党の議席はスコットランド国民党(SNP)にも及ばず、第四党に転落した。

 前回選挙では保守党不利が予想されていたため、キャメロン首相(当時)が人気取り公約(と思う)として、選挙に勝ったらBrexitを国民投票に掛ける、と発言したことが後のしこりとなった。

 と、駆け足で前回選挙までを振り返ってみた。次項では今回の選挙の傾向と対策(ネタが古いぞw)を書いてみる。
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