☆株価とかぶり物
楽天証券から「政府の株価対策が必要となる状況」というタイトルのメルマガが届いていた。いやいや、日本経済が年末から低迷したり、企業の業績が急に悪化したせいで株が売られているわけじゃないんだからぁ(クマムシ風にw)。逆に日本企業はそう倒産することもないし株価も乱上下しないから、後で買い戻せばいいと思われているんだって。日経225銘柄の株を政府(日銀や年金機構など含む)が買うとか小手先のことをやっていると、株価操作と見なされて東京株式市場は信頼を失うことになりかねない。
株の下落も25日(いま作ったw)と言われるくらい年始から株価は下がり続けていて、これは確かにイメージ的に悪いが、日本政府・経済筋で出来ることは残念ながら限られている。サウジアラビアを訪問して「原油減産してなあ」とはとても言えないし、中国製品購買運動や大陸に巨大プラント立ち上げる、なんてのは、今のご時世ではとても無理。黒田日銀総裁を"Wolf Boy"と何度も呼んだが、実際のところ更なる規制緩和を仄めかすくらいしかなく、手詰まり感がある。
本日、日経225は前日超えで寄り付き後場序盤まではプラスだったが、上海・香港市場の指数が低迷するに従って下がり始め、-398.93円で大引けした。ギリギリ16000円台割れば免れたものの、52週最安値を更新しながら取引を終えている。DAXとFTSEが予想外にプラス指数でスタートしたのを受けて、しばらく円売り戻しの流れがあったが、両指数が下がり始めると為替はレンジ市場になっている。
NY市場がどう出るか?
☆1/22更新
昨夜、原油価格が一時30米ドル台まで上がったこと。ECB総裁の声明に市場が規制緩和を期待して円が売り戻される展開となった。英独の指数も好調で円買い・円高の動きは一服となった。今朝の東京株式市場は日経平均+320円で寄り付き、続伸して+500前後で動いている。先ほど開いた上海・香港市場も前日超えの指数で始まり、株価の下落には歯止めが掛かった形だ。
ただし、株価上昇は続いても円売りは進まず、逆にやや円が買われる展開になっている。こちらはポジション整理によるものと思われ、動き自体は小さい。いずれは円売りが戻って来ると予想する。
PR