☆地震と津波
明け方報じられた福島県周辺の地震発生と津波警報、皆様に被害のないことをお祈りします。
昨日の東京株式市場は、寄り付きから18,000円台をキープしつつ+138円で取引を終えた。東京タイムの米ドル買い円売りから、欧州タイムに入るとドルが売られる動きが優勢となる調整的な動きだった。ここでNYタイム直前の22:26に円が急落。これはフィッシャーFRB副議長が、(今更気付いた訳でもなかろうが)最近ドル高いわぁ〜。長期債券利率もまだまだ低いよ、とドル買いを煽るとしか思えない発言が伝えられたためだ。
英ポンド円は1分間で130Pipsほど上がった。相変わらずのシャア通貨である。ドルストレートや他のクロス円も円全面安の展開となり、欧州株はスイス・スペインなど一部を除いてプラス、米国株は主要3指数が共にプラスとなった。要人発言には用心という駄洒落を座右の銘にしたいところだ。NYタイム後半には円を買い戻す動きも出て為替相場はやや落ち着きを見せた。一方、一時1bbl/43米ドル台まで下がっていた原油価格は、48ドル台まで持ち直している。月末予定のOPEC総会でスムーズな減産合意がされた場合、50ドル台まで値を戻すことが考えられる。
早朝の為替相場は小動きである。今日の東京株式市場は、地震・津波報道を受けて軟調に推移すると思われるが、被害が僅少と伝えられれば再度上昇もあり得る。為替は昨日の円全面安時の利確とポジション整理でやや円高に動くと予想する。
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