☆妖怪ペアウォッチ
東京株式市場は終始買い基調で、日経平均が一時17,900円台まで上がる展開となった。終値は+346円となり2日続いての前日プラスである。マイナス金利の余波が残る間は株高は続くであろう。一方、為替は動意薄が続き各通貨ペアともレンジ市場となっている。ロンドン市場の英独指数もプラスで寄り付いており、欧州株も買い先行と思われる。
そんなこんなで株為替とも動きがなくネタがないので、今日は通貨ペアの並び順の話をする。通貨ペアは通常USD/JPYや米ドル円と書く。基本ルールは、(比較して)強い通貨を左、弱い通貨を右に置くだが、EUR/JPYやGBP/JPYはともかく、AUD/JPYやSGD/JPYはなんでやねん?とイキナリ関西弁を使いたくなる方も多いのではないか。
これは並び順(強さ)が「ユーロ>英国連邦通貨>米ドル>日本」のように定められている(不文律的に)のが理由である。シンガポールや香港はかつて大英帝国の植民地だったので、日本より左になるわけだ。ユーロが英国より強い通貨となるのは、当初、英国もユーロ圏に入る前提だったのが流れてしまったためと思われる。ユーロに入らなかった国の通貨をより強いとは見なせないのだろう。
もちろん、そういう原則論の他に実務上の理由もあると思う。JPY/AUDとすると1円=0.011豪ドルとなって見た目が分かりにくい。こちらのほうが理由としては強いかもしれない。これを解決するにはレッツ・デノミしかないヽ(^。^)丿
☆2/2更新
欧州の指数、前回の更新中に下落したようで、英独とも前日比マイナスで大引けした。ダウも前日割れで寄り付き、終盤に一時プラスに転じたが、-17と僅かに下げて取引を終えた。株価下落の主な理由は原油価格が再度低下してきたこと。サウジアラビアが減産に向けて態度を軟化?という報道はあるものの、具体的な話がないので投資筋はまだまだ先行きに不安を感じているのだろう。一方、為替は英ポンド円がNY市場開場後0時頃から急騰。一時2円上昇し175円に迫る勢いだったが、5時前から反発が始まった。
今日の東京市場は、欧州株と米国株の下落と原油安、日経先物CMEも-110円から下落傾向と思っていたら、寄り付き前注文が960万株の買い越し。これはちょっと分からなくなった。寄り付きはプラスで以後下落あたりか?為替の方は、いまは株価との相関は薄いが、原油安の影響を考えるとやや円買い基調と予想する。
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