☆もう、カーニーして(^_^;)。
カーニーBOE総裁が何か発言すると、高確率で英ポンドが売られる(^▽^)。当初伝えられた17:15が誤報だったらしく(17時台と午後7時台を間違えるのはありがち)、19時半頃にポンドが急落した。遡って17時半の英国CPI/RPIがやや悪化したことから、一旦下落したあと戻したところに、再度の売下落となった。実際、そこまで悲観的な内容ではなかったが、インフレ率が天井・利上げに消極的と取られたため、売りが入ったと見る。先週からBrexitの件でネガティブニュースが出ていたことも関係するようだ。
昨日の東京株式市場は、寄り付きから日経平均が堅調だったが前場終盤でマイナス転した。しかし、後場に入ってじり高となり21,336円(+80円)で取引を終えた。為替は株価に沿った動きを見せた。ロンドンタイムでは、上記のとおり指標後の英ポンド行って来いになった他は、レンジ的な動きとなった。NYタイムに入ると、英ポンドの下げも一服し全体に円安局面になった。米国株が上げ渋るとやや円高に振れる場面もあったが、再度株高となると円安に戻った。米国株はダウ平均が一時23,000を超えたが、NASDAQとS&P500は伸び悩み、NASDAQはマイナス圏で取引を終えている。為替は日足で、米ドル円+6、ユーロ円-29、英ポンド円-41、豪ドル円-1、NZドル円+4、加ドル円+2と、欧州通貨の下落が目立った。原油先物と金先物は上昇から下落、VIXは上昇した。
早朝の為替は前日終値付近で動いている。日経平均先物+9、ダウ平均先物+15、原油は上昇、金は横ばい、VIXは下落。寄り付き前注文は-330万株の売り越し。今日の東京株式市場も、押し目買いと高値警戒売りの綱引きと見られるが、前日のダウ平均高値更新も後押しして、まだ買いが優勢と予想する。為替は昨日の英ポンド下落を受けて、英国要人が何か発言するかも知れず、そうなれば反発で買いが入る可能性がある。全体には調整的な動きと予想する。
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