☆ポンドは気まぐれ(定期w
1916年の今日、イギリス・フランス間でオスマン帝国領アラブ地域の分割に関するサイクス・ピコ協定が結ばれた。フサイン=マクマホン協定とバルフォア宣言を併せた3つは、当時矛盾を含んでいるとして英国の三枚舌外交と呼ばれるようになった。これは元々は秘密条約だったが、帝政ロシアが結んだ条約をロシア革命後のソ連当局が公開した。
昨日の東京株式市場は、寄り付きから日経平均が終始マイナス圏で終わったものの、10時過ぎからは下げ幅が僅かなままレンジ市場となり、終盤にやや上げて19,869円(-14円)で取引を終えた。為替は全般にはやや円安だったが、英ポンドが何故か買いが入った。ロンドンタイムでは日本株の下げ渋りを見て円売りが優勢となったが、18時頃に上昇は一服。ただしユーロだけは底堅い動きとなった。NYタイムでは21時半のNY連銀製造業景気指数が予想を大きく下回ったことを受けて、反転円高に動くが、NY株が序盤から3指標とも堅調な動きを見せると下げは一服。調整的な動きとなった。
日足では、米ドル円+56、ユーロ円+108、ポンド円+75、豪ドル円+66、NZドル円+64、加ドル円+88と、上げ幅ではユーロ円、上げ率では加ドル円となった。カナダは米国経済の隣国と資源国という両面があり、両方が同じ方向に動くと大きく動くことになる。原油先物と金先物はともにNY株価以上の頃を山にして上昇→下落、VIXは下落と、こちらは微妙な動きとなった。
早朝の為替は窓が広めに空いてまだ埋まっていない。日経平均先物+70、ダウ平均先物-2、寄り付き前注文は+430万株の買い越し。原油は横ばい、金は上昇、VIXは下落。今日の東京株式市場は、やや上昇傾向と見る。為替はまだリスクオンが続くと思われ、円安基調と予想する。
PR