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1月25日(水) 晴れ

☆加納さんの屈辱( ・o・)

 1077年の今日、カノッサの屈辱と呼ばれる事件が起きた。その発端となった叙任権闘争は1122年のヴォルムス協約でカトリック教会の叙任権が確定するまで続いた。屈辱を受けた側の神聖ローマ皇帝ハインリヒ4世がもう一歩頑張れれば逆の結果となったかも知れない。

 昨日の東京株式市場は軟調で、日経平均がマイナス圏で寄り付いたが、10時過ぎには一時プラス転する場面もあり前場は下げ渋りだった。しかし、後場に入ると18,783円まで下がるなどして、-103円で取引を終えた。為替は織り込み済みでレンジ市場に留まった。ロンドンタイムに入ると、円の戻し売りが優勢となり、ドルストレート、クロス円ともに円安の場面となった。

 18:30頃英国最高裁が、Brexitには議会の承認が必要と判決したと伝えられると、ポンド円は一時急騰したが、同時にスコットランドや北アイルランドなどの自治議会の承認は不要であるとも判じられたため、思惑が交錯して値の荒い動きになった。

 NY株式市場は、寄り付きからダウ平均が僅かにマイナスだったが、トランプ大統領が米自動車大手3社との会談で規制緩和の姿勢を示したこと、カナダからのパイプライン建設推進の大統領令に著名したこと。これらが好感されて株を買う動きが進んだ。為替もドル買いが急速に進みドル円+120Pips、ユーロ円+110Pips、ポンド円+130Pips、豪ドル円+90Pips、NZドル+100Pips、加ドル+140Pipsなど、主要国通貨が対円で大きく上げた。ダウ平均は19,912(+112)まで値を戻して取引を終えた。原油先物は小動き、金先物は株高円安の進行に連れてじり安だった。VIX、BDIはともにマイナスだった。

 早朝の為替は高値安定で動いている。今日の東京株式市場は、昨日のNYタイム株高円安を受けてリスクオンとなり、また、日経平均先物が+200円超と好調なことから、寄り付きから反発上昇と予想する。為替は織り込み済みで小動きと予想するが、日本株が大きく値を上げると円安再炎の可能性もある。一方、新政権の経済施策への期待感から、トランプ大統領が規制緩和や減税などに就いて、発言があれば一時的な為替の乱高下はあり得る。
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