☆アブラカダブラ( ´−`)
産油国のメンツなのか「減産」という言葉を使いたくないようで、ロシア、サウジ、カタール、ベネズエラの石油相レベルの協議は「1月の生産水準を維持する(ただしまだこの4国間のみ合意)」と報じられた。原油先物価格は一旦上がったが、(よく考えてみると)生ぬるいとして、すぐに下落した。こうやって、アドバルーンを揚げるやり方は交渉の手法としてはもちろんある。ただ、ここまで下落が進んでしまう前にやらないと、(これまで何度も報じられた)不確定情報と同列に扱われてしまう。
とは言え、サウジとロシアという(米国を除く)2大産油国が合意したのであれば、少なくとも増産の方向へは進まないことは確か(ベネズエラも埋蔵量は世界一と言われる)。原油価格が現状維持なら、石油会社の設備投資が抑えられること、米国シェールガスの油田の閉山が予想されることから、徐々に減産となるのではないか。
昨日の東京株式市場はマイナススタートしたが円安基調を受けて上昇、日経平均は一時16,341円まで上がったが、終盤値を下げ16,054円(+31円)と小幅の続伸で取引を終えた。為替は昼間円安傾向が続いていたが、欧州勢の参入後に円高に転じた。英国指標の悪化を受けて、英ポンド円は下落幅が大きかった。
欧州株はFTSEがプラス、DAXがマイナスとそれぞれの展開となった。NYダウは終始プラスで動いた。為替は、早朝から円を売り戻す流れとなり、米ドル円、クロス円ともやや円安で推移している。
日経平均先物CMEの昨日の終値が+540円だが、今日は15,950円(+20円)と昨日の日経平均より104円低い。寄り付き前注文は10営業日ぶりに230万株の買い越しとなっている。これらから、今日の日経平均は昨日と同水準で始まり、小動きとなると予想する。原油減産についてはOPECや非OPECですぐに合意されるとも思えないので、本日の続報はないと見る。
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