☆ポンドは気まぐれ(毎度お馴染みw)
昨夜のBOEの政策金利発表とMPC議事要旨。金利は据え置きで、発表前後に多少の動きがあったが、アナリストの予想どおりというところもあって、影響は限定的と見えた。しかし、直ぐに円ポンドの全面高の展開となった。10分ほどでポンド円は1円上昇した。これは、MPC委員の1人が利上げを支持したためと判明した。景況を比べると、確かに、米国>英国>欧州>日本なので、利上げもあり得ない話ではないが、EU離脱を控えているところで利上げ主張は果敢だと思う。
昨日の東京株式市場は、寄り付きから日経平均はマイナス圏だったがじり高となり、後場に入ってプラス転。終盤で一時マイナス圏に落ちる場面もあったが、最後に上げて19,590円(+12円)で取引を終えた。為替は方向性のない動きに終始した。ロンドンタイムではやや円高に振れる場面もあったが、豪ドルやNZドルを除いて動きは小さかった。豪ドルは雇用指標の悪化で売りが優勢となり、終日軟調。NZドルも釣られ下げだった。
21時からの上記指標イベントでは、ポンド以外の通貨は当初反応は鈍かったが、「トイレットペーパー売り切れ、隣の棚買い」(長いw)で、ユーロほかの通貨にも買いが入り始め、円の全面安の展開となった。円安はNYタイムに入ると収束するが、ポンドは高止まりだった。
一方、米国株は低調。NASDAQのみ僅かにプラスとなったが、ダウとS&P500は軟調に推移した。欧州株は各国全面高となり、ロンドンFIXのあとユーロが急伸した。原油先物は下落、金先物は上昇、VIXは下落した。日足では、ドル円横ばい、ユーロ円+40、ポンド円+60、豪ドル円-40、NZドル円-30、加ドル円-20と、ポンドの動きが目立った。
早朝の為替は小動き、日経平均先物は-200円超の下げ、ダウ先物はわずかに下げている。原油とVIXは横ばい、金は下落。寄り付き前注文は+110株の買い越し。今日の東京株式市場は、寄り付きから下落だが、それが落ち着いたらやや上昇に転じ、為替はやや円安と予想する。
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