1月3日(日) 曇り

☆ダイエー定刻

　近くのイオン(元ダイエー)は21時までの営業だが、都市部のイオンは24時間営業。ウォルマートも食料品ゾーンは24時間である。いや、問題は大英帝国のことだ。英国はユーロには加盟していないが、EC(EEC)からの流れでEU自体には加盟している。しかしEUも脱退する動きがある。今年の6月以降に国民投票をおこない、その結果を見て脱退するか残るか決めるようだ。

　日本の感覚だと、議会解散して国民の信を問え、的な話になるが、英国では議会(庶民院)を解散することは滅多にないため、国民投票が使われる。政権与党の保守党は条件付き残留、要するにEU脱退を交渉条件にして英国に有利な経済政策を引き出そう、という考えで、野党労働党は脱退上等。世論調査では半々。最短でも5ヵ月あるとは言え、どちらに転んでもギクシャクするのは間違いない。

　http://ecodb.net/ranking/group/XD/imf_ngdpd.html
　EU内で英国の経済規模はドイツの次に大きい。その国が抜ければEU全体への影響は大きい。まず、ドイツがEUに出している予算負担額が増えるのは確実。いや、恐らく最初は各国に負担増を求めると思うが、フランス他は拒否して結果的にドイツが被ることになる、はず。

　https://www.nomura.co.jp/market/report/outlook/ex_gbp.html
　野村證券の予想はこんな感じだが、既に年末に英ポンド円は一時177円を割った(^_^;)。ただ、今年5月頃と予想される利上げ時期まで、ずっと下がり続けるほど英国経済が低迷しているとは思えないので、どこかで反発すると思う。去年の最安値が174.866円だったので、175円台で踏み留まると取りあえず予想しておく。

1月1日(金) 晴れ

☆元旦と師匠で臥薪嘗胆

　がんたん＋ししょう＝がしんしょうたん(無理矢理が過ぎるw)。
「臥薪」を火の点いた薪を抱えることだと、ブログ主がずっと思っていたのは内緒にして置いてください。当時、呉と越が覇権を争っていたのは確かだが、両国の王が実際にSMプレイをしていたかどうかは定かではない。むしろ、この故事成語は三国干渉のあとロシア許すまじ的使われ方をした。

　大晦日、ユーロ円が131円まで下がったときに買い建玉を利確してヽ(^。^)丿と思っていたら、真夜中に更に50銭下がってプチ機会損失。円全面高の展開で他の通貨も下がったので、仕掛けする余地はあったが、新年窓開けでどうなるか分からないので、見送りとした。

　2016年はリオ五輪の年。ブラジル株式や債権が多少とも持ち直してくれるのを祈るが、そもそもオリンピック無事開催できるの？という疑問もある。

　今年の目標は平常心。笑顔で損切りも利確もしていきたいところ。当面は、今月続々届くはずの証券・FX会社からの年間取引報告書的なものを見て、早めの確定申告準備をすること。一昨年購入のMacBook Pro、経費に挙げたいが個人用からの転用が面倒くさそう。もう少し調べねば。

　そういう訳で、昨年半月ほどお付き合いいただいた方、今これをお読みの方、どちらもよろしくお願いします。

12月31日(木) 曇り

☆おお、味噌か( ・o・)

　冷蔵庫のタッパーを空けると味噌が入っていた時(いつもここから風に)。

　晦日は旧暦(太陽太陰暦)の末日を示すもので、12月は最後の月ということで「大」晦日と言うようになった。日本では明治5〜6年の間で太陽暦に変えたのだが、「今般太陰暦ヲ廃シ太陽暦御頒行相成候ニ付来ル十二月三日ヲ以テ明治六年一月一日ト被定候事」というズルい時期であった。こうすれば12月分の給与払わなくて良くなるからなあ。この時期に賞与があったかどうかは微妙。

　それはそうと、昨日大納会が日経225が19,000円超えで終わり、今年の株式取引量も昨年の2割増し(史上2位)だったとのこと。まだ個人投資家は全体の2割ほどだそうだが(朝のニュースによる)。為替市場はまだ23時間ほど取引可能だ。

　FXの収益に掛かる税の話にちょいと付け足し。「レバレッジ百倍！」的な海外FX業者のWeb広告を時々見るが、これには要注意である。海外業者には、取引通貨ペアが多い、朝早い時間帯から窓が開く、高レバリッジ、などメリットもあるが、スプレッドが広い、ツールが貧弱、指標発表時に約定が困難、などデメリットもあるのかご存じのところ。それに加えて、「金融商品取引業者」に登録されていないので、申告分離課税は選べず総合課税のみとなる。これによって、所得税は安くなることもあるが、住民税と国民乾坤保険料(税)は確実に上がる、繰越控除ができなくなる、点はしっかり把握しておこう。

　念のため、最寄りの税務署で確認すると間違いない。ただし税務署職員はFXの知識は薄いのでよく調べてから回答してもらうようお願いすると吉。

12月30日(水) 晴れ

☆大脳会

　日経225は88円高で寄りついた。大納会は下げて年越しは無粋だという気持ちが働くのか、概ね株高に動く。優待の権利落ち日も過ぎて売りも落ち着く頃だ。ただ、為替の動きや来年の予想によっては売りが入ってやや株安になることもある。この株と為替がリンクしたりしなかったりするのが難しいところ。

　昨日、ロンドン市場が開いたときから英ポンドが急落、円も売られて米ドル円、ユーロ円が上がった。NY市場が開くとその動きは落ち着いた。FXはクリスマス休暇中の薄商いからトレンドが見え始める？のかと思う。英ポンド円がここまで下がるとは思わなかったが、逆にこれで英国中銀(BOE)が利上げを本気で考えるのでは？と思ったりもする。

　トルコリラ円が誤発注したときの売値に近づいてきたので、上回ったら決済と思っていたが、毎日積み上がるスワップポイントを見ると、多少残して置こうかと欲が出る。ユーロ円はもうしばらく待ちの予定。

12月29日(火) 晴れ

☆御用危機

　「御用納め」は行政機関の休日に関する法律(昭和63年12月13日法律第91号)で定められたもので、官公庁は12/29〜1/3の間、原則として執務を行わない。地方公共団体や民間企業も基本的にそれに準じた休みにしている(小売り関係は別)。ちなみに、官公庁・地方公共団体には「盆休み」はない(夏休みはある)。

　東京証券取引所は明日12/30が大納会、1/4が大発会になる。大発会は概ね株高傾向だが、大納会は銘柄によっては下がることもある。FXは基本的に1/1のみ休業で、正確には1/1の朝方まで取引可能だ。いずれにしても、年末年始は為替の動きが読みにくいので、余程のトレンドがなければ静観して、来年の投資計画を練るのが吉。

　株式や投資信託の配当金(投信は分配金という)・譲渡損益、FXやCFD、先物取引の売買損益は、それぞれ取り扱いが違う。株式や投資信託の収益は、特定口座を設定し源泉徴収を選ぶことで確定申告が不要になる(所得税15.315%、住民税5%)。FXほかの売買益は一定の額を超えると確定申告が必要になる(税率同じ)。
　(ここまでは分かりやすい)

　株式などの譲渡益は申告分離課税を選択することが出来る。複数の証券会社での損益通算するためにはこの課税方法を選ぶ必要がある。配当金・分配金は、申告分離課税のほか総合課税も選択できる。総合課税の場合、株式10%、投信5%の控除が受けられるほか、他の所得が少ない場合税率も下がる。
　(段々ややこしくなってきた)

　しかし、申告分離課税を選ぶと、(加入している場合)国民健康保険の算定に影響し保険料が増える(申告所得額x1割は固い)。総合課税を選択すると、国保に加えて住民税も5%から10%に上がる。
　(・・・)

　収入の実態は変わらないのに、申告の有無や方法だけで税額が変わってしまうのを平等・公平とはとても言えない。ただ・・・昨日も書いたとおり、これを直そうとすると絶対に納税者が不利な方に統一されるのは明らかなので、この辺はしっかり税法を読んでおくのが吉。

　FXの非申告基準は、年間65万円を超える給与・年金収入があるものは20万円、それ以外の者は38万円。パート収入65万円以下の人は給与所得控除を引くと所得0円になる。38万円のFX収益があっても基礎控除38万円を引くと0円だから、どのみち税金は取れない。それで申告不要ということだろう。20万円の方はそれに掛かる所得税は僅かで調べるのもめんどくさいから、どうでもいいや、ってところだろう。

　FXの収益は申告分離課税の雑所得と見なされるので、上に書いたCFDや先物取引に損失があれば相殺(損益通算)出来る。今年残念ながら収支がマイナスになった場合でも、確定申告をしておくと、3年間は繰越控除が出来るので、めんどくさがらず税務署に行こう。取引に必要なパソコンやスマホ、ネット回線、家賃、光熱費(これは微妙)、セミナー参加費用も経費として計上が可能だ。ただし、パソコン5割を上限として、収益に見合わない経費を上げると税務署殿に目を付けられる恐れがあるので、控えめにしよう。

　来月になれば、証券会社やFX会社から年間取引報告書的なものが届くので、それを見ながら早めの確定申告準備をお勧めする。