☆寝耳に蚯蚓(感じが出る漢字だw)
リスク回避モードは突然に、とは言え、ここまでの円高になるとは予想外。米ドル円109円台、英ポンド円155円台は衝撃的だった。欧州・米国の指標はほぼ横ばいだったが、潜在するBrexit不安や原油価格のじり安、米国利上げペースの不透明感、などが一気に顕在化した感がある。深夜1時頃に円がオーバーシュートする動きがあり(為替介入?)、その後各通貨ペアともやや値を戻してはいるが上値は重く、欧州株、米国株ともマイナスで終わっている。
ただし、日経平均先物CMEが-73円、寄り付き前注文が250万株の買い越し、原油価格がやや持ち直して1bbl/36.60米ドル台と、東京株式市場開場直前の情報はそこまで悪くない。日経平均続落で投資筋にも円高の過熱感は出てくるだろうから、流石に昨日のような大幅下落→円高の流れにはならないと予想する。
そして、ブログ主の含み損を抱え込んだ英ポンド円はどこへ行く?(T_T)。現実逃避を兼ねてCFD口座を申し込み直ぐ開設完了した。
☆17時半更新
前回書き漏らしたが、菅官房長官が為替の動きを注視すると、介入を匂わせる発言をしたと報じられて一時円安に流れた場面があったが、1時過ぎに安倍首相が通貨安誘導は好ましくない的な発言をしたため、今日の為替はやや円高トレンドのレンジ市場となった。ところが、16時台に官房長官が前日と同じ発言をしたと伝えられたほか、麻生財務相は円高にはノーコメントと報じられた。英国のBrexit問題でのロンドン市長の発言と同様、様々な意見はあっていいとは思うが、24時間の間に閣僚間でバラバラな発言は如何なものか?
話を戻して、今日の東京株式市場は日経平均が-5円で寄り付いたものの直ぐ上昇しプラス転。再度下がって前場終盤にプラス転したまま引けた。後場もプラスで始まったがその後下落し、-17円と小幅に下げて取引を終えた。
欧州勢が為替に参入すると為替はやや円安に推移し、ロンドン市場で欧州株がプラスで寄り付いたことで、その流れは続くかに見えた。しかし、独含めて半数弱の国がマイナス転すると、円高が再炎している状況である。いま下げ止まり感はあるものの、NY開場までに独指数がプラスにならないと米国株も低迷する恐れがある。
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