☆ミンティアラブ(フリスク回避らしいw)
ここに来てリスク回避の円買いが炸裂したのは解せぬところだ。原油在庫がまさかのマイナス(ガソリンはブラス)と発表されたため、原油価格が上昇。欧米株が全面高で貴金属も下落となったが、東京タイムからの円買いトレンドが続いた。Brexit問題が不安要素となっている英ポンドの下落が特に激しく、今週から7円近くも動いている。
早朝7時頃から各通貨ともやや円安に動いたが直ぐに反発し揉み合いが続いている。日経平均先物CMEが+30円、寄り付き前注文が470万株の買い越し、原油価格が37.70米ドル台。今日の東京株式市場は流石に反発し上昇すると予想する。ただし、リスク回避モードが残る限り上値は重く大幅には上がらないだろう。
☆18時半更新
東京株式市場は日経平均が+23円と8日ぶりにプラスで寄り付いたが、直ぐ下げてマイナス転したかと思うと再度プラス転した。その後上下を繰り返したが前場は-39円で引けた。後場は-32円で始まったが13時頃にプラスに転じ、以後上下を繰り返しながら、+34円と小幅に上げて取引を終えた。為替は雪崩を打った円買いが炸裂した。リスク回避モードが継続しているとは言え、短期間にこれだけの円安が進むのは尋常ではない。政府関係者もオロオロしていると見え、菅官房長官が幾度も口先介入をしている。だが、実体を伴わない発言を繰り返していてはオオカミ少年化するだけだ。
欧州勢が為替参入しても円高トレンドは継続。ロンドン市場で欧州株は小幅上げ、原油価格も1bbl/37.80米ドル台と堅調だったが、為替の動きは変わらず。18時過ぎにやや底は見えてきたものの、2枚底の可能性も否定できない。
これまでは、原油安、中国経済失速、米国利上げ、Brext、など裏付けがある動きだったが、今回はこれと言って思い当たる理由がない。強いて言えば、明日6時半からのイエレンFRB議長の発言を控えているが、ちょっと前に講演での発言が報じられたばかりで、大して新しいネタが出そうもない。取り敢えず、長期で建玉を持つのは控えた方が無難だ。
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