☆堕落と墜落は似ている( ・o・)
日本時間6時半〜開催の公開討論会でのイエレンFRB議長の発言が報じられている。まだ会が中途のためか各ソースでニュアンスは多少異なるが、米国経済の順調さを述べる一方で利上げは慎重という、前回講演での発言内容とほぼ同じ。円高容認とも取れる発言も含まれていたが、為替への影響は今のところ見られない。
さて、米国タイムに入っても円高トレンドは続き、米ドル円107円台、ユーロ円122円台、英ポンド円151円台までそれぞれ下がる場面もあった。急速な円高に市場が嫌気し欧州株はマイナス転、米国株は全面安の展開となった。為替は0時頃を谷に反発しているが、上値は重く戻りは限定的である。週初めの時点では直ぐに自律反発による円の売り戻しがあると予想していたが、現時点では短期的な戻しはないと判断する。
日経平均先物CMEが-310円、寄り付き前注文は10万株の買い越し。これらの情報がなくても、今日の東京株式市場は株安の展開は予想できる。今週の下落幅は流石に大き過ぎるため、中位株を中心に一定の買い戻しは入ると思うが、これは日経平均には影響が少ない。逆に業績見込みを下方修正した
ファーストリテイリング(ユニクロ)がほぼ確実に下落するため、その影響の方が大きい。
為替も株か同様に、円高過熱感はあると思われるため、昨日一昨日のような大幅な下落はないと判断する。ただし上に書いたとおり大きく戻すことも考えにくい。
☆17時半更新
朝の予想はほぼ外れたが、いいほうに動けばそれに越したことはない。東京株式市場が開く10分ほど前から円売りの流れが急加速した。その頃日本の貿易収支関連2本の指標が発表されたが、通常はあまり影響はないもの。日経平均は-152円で寄り付きその後下げ幅を狭めるが、前場〜後場の序盤までマイナスが続いた。13時10分頃にプラス転しその後は上昇基調となった。13時半頃を山に一時16,000円台を回復したが、直ぐ下落が始まり+71円と小幅に上げて取引を終えた。
昨日日経平均がプラスで始まったのに、急速な円高が株安を誘引したのと真逆で、円安が株高を産む展開となった。欧州勢が参入しても円安基調は変わらず、欧州株もプラススタートだったため、円安はやや加速した。16時のトルコ鉱鉱工業生産指数、17時半の英国鉱工業・製造業生産指数も悪かったが、円安トレンドと相殺して影響が激減している。
米国勢参入後もこの円安トレンドは継続すると思われる。PR