☆ポン、ポン、ポン、ポンド♪
962年の今日、東フランク王、オットー1世がローマ教皇から戴冠され、初代神聖ローマ皇帝となった。ローマと付くものの、かつてのローマ皇帝とは全く血筋が異なり、ドイツの歴史学では神聖ローマ帝国はカール大帝から始めるのが普通だ。
トランプリスク回避モードによる円高が続いていたが、昨日はそれに歯止めが掛かった。トラン東京株式市場は、寄り付きからマイナス圏だったが、じり高となり前場でも一時的に日経平均がプラスなる場面があった。後場に入っても買いが進み終始プラス圏で推移し、+106円で取引を終えた。為替は株価の上昇を受けて、ドルストレート、クロス円とも、円の戻し売りが優勢になり、とりわけ英ポンドが大きく上昇した。
ロンドンタイムに入ってもその動きは続き、欧州株の序盤の上昇も後押しして、円安が進んだ。18:30の英国PMIが予想どおりになると、円安は一時落ち着いたが、直ぐに再上昇を始めた。NYタイムで22:15の米国ADP雇用統計が予想を大きく上回り、+24.6万人と発表されると、円売りが更に進んだ。本日4時のFOMC声明に目新しさがなく、今後の利上げについても言及がなかったことから、反転円買いとなった。日足ベースでは、ポンド円が+130Pipsと大きく上げたほか、米ドル円、豪ドル円、カナダドル円が+20〜30Pips、ユーロ円、NZドル円は横ばいだった。欧州株は英
FTSEが+8、独DAXは+124、米国株はダウ平均が+26、NASDAQが+27、S&P500は横ばいとなった。原油先物はプラス、金先物はマイナスだった。VIXはやや下げた。
早朝の為替は円売りが優勢である。今日の東京株式市場は、昨日の株高・円安を受けて寄り付きからプラス圏で推移すると見る。為替もリスク指向の円安場面が続くと思われるが、トランプ発言によって一時的な動きが起きるのには注意したい。
トランプ大統領の日中為替操作認定は、一つには日本時間28日予定の日米首脳会談への先制攻撃。もう一つは、強いアメリカを謳っているため「ドル安」を声高に主張しにくいことから、日中に責任を追わせたいという意向と見る。
PR